院長挨拶/理念・基本方針

院長ご挨拶


病院長 北川 哲也

 当院は、公立学校共済組合が全国に展開している8つの直営病院の1つで、地域と職域に貢献する公的な地域中核病院というミッションで、『Smile(笑顔)、Speed(迅速)、Sincerity(誠意)を基調として、質の高い医療を提供し、地域と共に成長し、安心・安全を未来に繋ぐ』ことを基本理念としています。

 令和4年5月に開院63周年を迎えますが、諸先輩、仲間や皆様が永英と築いてこられた基盤の上に立ち、現在では二次救急医療を担う急性期病院として、また地域がん診療連携推進病院、災害拠点病院、職域健診病院や地域包括ケアといった多様な顔をもっていますが、職員一同、「宇摩圏域における唯一の公的基幹病院として市民病院的な役割を担う」という意識をもち、献身的に尽力してまいります。
 特に、救急医療と災害医療に関しては命を守る仕事を担う私たち医療人の価値そのものです。
 令和元年には、愛媛県中村時広知事のご推挙により、救急医療功労者厚生労働大臣表彰(医療機関の部)を受章いたしました。この表彰は、多年にわたり地域の救急医療の確保、救急医療対策の推進に貢献した医療施設の功績を称えるものです。当院は、四国中央市の他の2病院と連携して救急医療輪番制に参画し、小児周産期医療では東予地域の小児二次救急広域輪番制の一翼を担い、救急体制の充実に貢献してきたことが評価されました。誠に身に余る光栄でございますが、宇摩ならびに東予地域の二次救急医療に継続的に取り組んできた職員の努力の賜物だと感謝しています。この栄誉を励みとして、今後も四国中央市の中核病院として、更なる地域の救急医療体制の充実・強化に努めてまいります。
 また、わたしたちは、近い将来に遭遇するであろう南海トラフ大地震では、震度6強相当、あるいはそれ以上の震災に備えていかねばなりません。日頃から、災害拠点病院としての訓練を重ねる等で備えてまいります。
 そして、直面しているコロナ感染症に対しても、皆様の幸福や健やかな身体を守るために、ワクチン接種等により医療提供体制をより強固なものに梃入れしながら、対応すべき様々な課題に真摯に向き合い、行政、保健所、医師会等と連帯して社会貢献してまいります。
 わたしたちは、これらの責務を胸に、地域完結型医療提供体制の構築のために、ハード・ソフト両面において絶えず充実を図ってまいりますが、現代社会では、医療が高度に発達、分化しており、今まで以上に圏域を超えて、他の医療機関との連携を強化していく必要があります。つまり、現時点の当院で対応できない超高度急性期医療等が必要であると判断されたなら、当院から他の医療機関に紹介するなどにより、適切な医療提供を受けていただき、その回復後に当院へ戻っていただけるようにいたします。

 いずれにしても、皆様には、四国中央病院を自分たちの病院だと意識していただき、多様な力をお貸しくださり、将来に向けて更にレジリエントな病院に育てていただければと思っています。
 宜しくお願い致します。(令和4年1月)

 

理念

Smile(笑顔)、Speed(迅速)、Sincerity(誠意)を基調として、質の高い医療を提供し、地域と共に成長し、安心・安全を未来に繋ぐ

基本方針

1 患者さんに信頼される心のこもった病院を目指します
2 安全で質の高い医療を目指します
3 地域と職域に連携した安心できる医療を目指します
4 職員各自が協調して、経営の健全化を目指します
5 こころのバリアフリーを目指します

患者さんの権利と責務

1 良質で公平な医療を受ける権利
2 診療内容について十分な説明を受け、自らの意思で選択・決定する権利
3 診療内容について質問する権利と情報開示を求める権利
4 個人情報・プライバシーが保護される権利
5 個人として人格、価値観などが尊重される権利
6 自分の健康に関する情報を出来るだけ正確に提供する責務
7 他の患者さんの診療に支障をきたさないように配慮する責務

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